口腔内すきゃなー②
今回、台風通過時だけはホントすごい風でしたね。
さて
口腔内スキャナーの続きです。これは急に世に出てきたもんでみんな
「どんなもの?」「大丈夫?」「もう少し様子見かな?」
と
まさに歯医者界のフォイルです(笑)
なので少し書いてみます。
通常は模型と歯が出来上がるのですが
歯だけがポツンと出来ます。なんか違和感(笑)

これはめちゃかたの超硬化セラミックスで出来てます。ちなみにこれ一個10万円!
皆さん歯は財産です、大事にしてください!!
口腔内スキャナーと従来の型取りを個人的に比較してみました。
〇スキャナーの勝ち
誤差のない高い精度で歯が出来上がる。(個人的にはこれが一番印象的)
型取りにミスがない
デジタルならではの操作性(必要な部分だけ追加や削除ができる)
×スキャナーの負け
とにかくデカい
練習が必要(慣れないと術者も患者もしんどい)
カメラが角張っている(当たると痛い)
模型がなく(パソコンの中)単に歯しか出来上がらないので調整時に持ちにくい
自費診療のみ(保険が使えない)

日本ではまだ各県に数台~十数台しか普及していません。
どの精度でできるのか?不安でもありましたが、
導入して2カ月。イメージと違ってやってみないと分からない事が沢山ありました。もちろんまだあるでしょうね。
まだ粘土で型取りと比較するとすべてに勝っているとは思いませんが
今後必ず粘土にとって代わるでしょう。
やはりコンピューターは職人を超えていくのか?

学生時代、工学部の教授が「僕たちなら写真を撮れば歯が作れると思うんだけどなー」と言っていて
「それええなー!」と思ったのが記憶にあります。
四半世紀を超え現実となりました。
時代の流れを感じます。